法話の種・記録

法話の種・記録

自己は、斯くも不思議である。

その時感じた自分のありのままを、全身全力で言葉を綴る。 綴られた言葉は、時が流れ過ぎても、綴られた時のまま、そこに残る。 あの日、綴った自分の言葉。確かに自分で綴った言葉。 でも、しばらく経つと...
法話の種・記録

心が安定するのが安心(あんじん)

仏教には安心あんじんという言葉がある。 誤解のないように繰り返すが、安心と書いて、あんじ・んと読む。(以下、<安心(あんじん)>) 一方で、私達が一般的に使うのは、安心(あんしん)と読む。(以下、...
法話の種・記録

【中道を考える】道は一直線ではない。

中道とは、仏教の基本となる教えの一つ。簡単にいえば、中道とは二つの極端な道に偏らないことです。(仏教エピソードでも取り上げています) そして、この中道の教えは、良く勘違いされます。 「偏らなければい...
法話の種・記録

完璧主義(?)、頑張りすぎちゃうあなたを観ていると……

その日は習い事があった。 出かける前に、カバンの中を確認した。準備物はバッチリ。 時間も5分ほど余裕がある。うん、大丈夫だ。 さぁ、出発! でも、道中、ふと気づく。 「あっ、ズボン履き替える...
法話の種・記録

地によって倒れ、また地によって起き上がる。

地によって倒るるものは必ず地によりて起く。 地によらずして起きんことを求むるは、さらにうべからず。 正法眼蔵「恁麼」より 人は地につまづく。そして悩む。 地に足をすくわれ、よろめき、地に倒れ込む...
法話の種・記録

大事にするって何だろう……

大事にするって何だろう……? 大事にしているもの、大切だと思えるもの……。 もし、それを失ったら、きっと悲しくて苦しいだろう。 失いたくない。だから守りたい。できるだけ危険から遠ざけたい。 大...
法話の種・記録

水から学ぶ仏法のイメージ

法という字は、サンズイ(三水)に去ると書く。それは水の流れをイメージさせる。そんな水のあり方を表す文字が法だということも、きっと偶然ではないのだろう。
法話の種・記録

変わりゆく代えられない過去:ステータスと仏教

これは、アメリカの禅センターでの事です。私はその人とゲームの話をしました。ゲームの話といっても、単なる趣味の話というだけではありません。私自身の過去の話です。
法話の種・記録

見ようとすれば見えなくなる:望遠鏡

このあいだ、倉庫の奥深くに眠っていた天体望遠鏡と久しぶりのご対面を果たしました。望遠鏡って結構難しいんですよ。その理由を考えると、人間の物の見え方、捉え方の話にも結び付いてきます。
法話の種・記録

修行の真偽

しめしていはく、しるべし、仏家には教の殊列を対論することなく、法の浅深をえらばず、ただし、修行の真偽をしるべし。 道元禅師著「辨道話」 教の優劣はなく、法の浅い、深いもない。ただし、修行の真偽を知り...
タイトルとURLをコピーしました