スフィンクスは何を見る?:実際に行けば見えてくる新たな一面

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エジプトにある有名なスフィンクス。

最近では割と有名な話かもしれませんが、スフィンクスが見ている景色はどんな風なのか、知っていますか?

これは2008年に私が一人旅をしていた時に撮った写真です。

せっかくエジプトに行ったのだからと見たくなるのがピラミッドとスフィンクス。

宿の人に場所を聞くと、近いからタクシーがおすすめと言います。ガイドブックでもタクシーを勧めていたので、タクシーで向かう事にしました。

カイロ市街地でタクシーに乗って、すぐに運転手に「あれがピラミッドだ」と言われました。

まだ街中を走っていたものですから「えっ?」と思って見上げると、すこし小高くなった場所にピラミッドが見えました。

実はスフィンクスやピラミッドのある場所、当たりを見渡せば市街地が見えます。

私は完全に砂漠のど真ん中に立つイメージを抱いていたので、市街地の側に立つピラミッドはある意味驚きでした。

さて、1枚目の写真、スフィンクスが見ている方向は、どのような風景が広がっているかと言いますと、これ。

そういえば、誰かがフライドチキンを買えるみたいな話をしていたような……。

私の中のピラミッドのイメージは、ガラっと変わりました。

テレビや本、ネットに紹介されているものを見て、自分の中で膨らんでいくイメージと実際に自分の目で、身体で、心で感じるものは違います。私が海外を旅して実感したことの一つです。

写真やテレビ、ウェブサイトといった情報も貴重な情報の一つには違いありませんが、それは他の誰かがその場で切り取った一面にすぎません。

しかもそれは、目で見る情報がほとんど、良くて、耳で聞く情報がついてくるだけ。そこから私達の心がどんどんイメージ膨らましていきます。

事実の一面に囚われれば、見失ってしまうことがあります。

その時その場所で、自分の肌で感じる。目で感じる。口で感じる。鼻で感じる。耳で感じる。心で感じる。

その大切さを、旅は教えてくれました。

実際にやってみる。実践するということは、そこに新たな一面を見出せるチャンスなのかもしれませんね。

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