慈然智彰

仏教トーク

三脚のたとえ|老いや死の原因は? 自分のせい、それとも他のせい?

雑阿含経にあるカメラの固定台としても使う三脚のたとえ話。「そうじゃない」と言葉を聞いた時、全部が否定されていると感じるならば、ひょっとしたら、それは相手の言葉を全然違う意味で受け取っているのかもしれません。
仏教トーク

アヌルッダ(阿那律):不眠不休の誓いと洞察

天眼第一とも称されるアヌルッダ(阿那律)さん。その失敗を教訓にして、仏道の学びへと変えた洞察力こそ、天眼なのかもしれません。(原文をあたってみると、お釈迦さんやアヌルッダさんとのやり取りは、とても人間味を感じ、親しみが湧いてきます。)
仏教トーク

煩悩が尽きるとは? ヒナと卵・木こりのたとえ

「雑阿含経巻第10-263」の内容が基になっています。「悟る」「煩悩が尽きる」それは何なのでしょう。何を知り、何を見る人が、煩悩を尽くすというのでしょうか。ヒナとたまごのたとえ、きこりのたとえから考えてみましょう。
日誌

経典宗典講話会はじめてみて

経典宗典講話会をはじめてみて(2023年9月6日)2022年の9月頃よりはじめた講話会。最古群の仏教経典(以下、経典)と曹洞宗典よばれる禅の書物(以下、宗典)についてお話しています。なんだかんだで、も...
仏教トーク

風のたとえ|仏教の基礎「四諦」の教えについて

仏教の基礎の教え「四諦」は、火や風などのたとえから考えるととてもイメージしやすいです。お経の中でも、よくたとえ話がされているので、それら別々のたとえ話あわせて考えると、また理解が膨らみます。
雑記

数珠が切れたら、どうなる?

Q:数珠がきれたら、どうなるか?A:当然、一つ一つの珠たまがバラバラになる。Q:切れたら縁起が悪いって聞きますけど?A:その縁起という言葉は、仏教でいう「縁起」の意味と全然違うものになっている。私は珠...
仏教トーク

すべては燃えている|煩悩を火に喩えて

仏教で煩悩を火に喩えて話されることが多いですが、その一例です。貪欲の火によって燃えている。怒りの火によって燃えている。愚かの火によって燃えている。一切は燃えている。
Buddhist talk

The analogy of Chick and Egg & Lumberjack

The following  is based on the contents of "Saṃyukta Āgama Sutra 10-263". It makes the content of sutras conversational like a group chat. Buddha and his disciples are talking.
仏教トーク

続・琴のたとえ|「どうしたら良い音が出るのか?」から考える

「琴はどうしたら良い音が出るのか?」から考えるソーナさんの説法。未だに、煩悩を尽くさず、悟りを得ていない。でもその人が、学びの道にあって、学ぼうという向上心を持ち続けているのならば、もう学ぶということは成就し成し遂げています。
日誌

【日誌】坐禅会7月1日(眼蔵講話「現成公案6」)

7月1日の坐禅会後に、「正法眼蔵現成公案」を読み、法話しました。今回読んだ部分はこちらです。身心(しんじん)に法(ほう)いまだ参飽(さんぽう)せざるには、法(ほう)すでにたれりとおぼゆ。法(ほう)もし...
タイトルとURLをコピーしました