ちしょう(智彰)

禅僧ちしょうの棚

読経・木魚についての雑学|経典を自作して学んだ事

お坊さんが読むお経は、いつも同じ……ではありません。その一言をきっかけに、私は自分で読誦経典を作ることにしました。
法の種

動画編集後記「動画の編集順について」

「出典:雑阿含経巻第15-389」仏教の基礎の教えの内の一つ「四諦」。この四諦のたとえ話である「良医のたとえ」は知る人ぞ知るお話です。
法の種

私にお葬式・供養の意味を与えてくれたおばあちゃんの話

私が高校生の頃に祖母おばあちゃんは亡くなった。私にとって初めて身近な人を亡くした時だ。それまでの私にはよくわからなかった。お寺で生まれたがよくわからなった。「どうして供養をするの?」「供養って何なの?...
法の種

動画編集後記「言葉の隙間に潜むメッセージ」

仏教エピソードでも、仏教トークでも、動画でも必ずこの話から作っているぐらい、私はこのお経の話が好きです。
法の種

修行の真偽

しめしていはく、しるべし、仏家には教の殊列を対論することなく、法の浅深をえらばず、ただし、修行の真偽をしるべし。【中古】 正法眼蔵(1) 岩波文庫/道元(著者),水野弥穂子価格:665円(2023/1...
法の種

【塔婆(とうば)とは?】成り立ちから意味を考える

下の写真に写っている塔婆。木でできている、板状になっている、そして、そこには文字が書かれています。例えば、法事やお墓参りなど、仏教の行事に参加する時に、何かと触れる機会があるのではないでしょうか。さて...
法の種

【微妙は仏教の言葉ですか?】これは<みみょう>と読みます。

皆さんは、微妙びみょう(以下、「微妙(びみょう)」)という言葉を聞いて、どのような印象を受けるでしょうか。私は、どちらかといえば、否定的な印象、マイナスの印象を受けます。しかし、仏教では、微妙みみょう...
法の種

経典上の樹木は実在しますか?「キンスカ、シリサ、ニグローダ、菩提樹」

経典上には登場する樹木。実在する木なのだろうか、どのような樹なのだろうか。気になって調べてみました。キンスカの木キンスカの木は、ハナモツヤクノキ(Butea monosperma)の木がモデルとなって...
法の種

数珠が切れたら、どうなる?

Q:数珠がきれたら、どうなるか?A:当然、一つ一つの珠たまがバラバラになる。Q:切れたら縁起が悪いって聞きますけど?A:その縁起という言葉は、仏教でいう「縁起」の意味と全然違うものになっている。私は珠...
Buddhist talk

The analogy of Chick and Egg & Lumberjack

The following  is based on the contents of "Saṃyukta Āgama Sutra 10-263". It makes the content of sutras conversational like a group chat. Buddha and his disciples are talking.
法の種

夏の訪れ

今年も暑くなってきた。日差しも強い。梅雨入り宣言から、だいぶ日にちも経ち、ようやく今シーズンの花粉症とも、おさらばだ。庭の雑草も、つい最近まであんなに小さかったのに、ちょっと見ないうちに、かなり背が伸...
法の種

アナログとデジタル

この間、ふと気になって、デジタルとアナログの違いについて調べてみると、その意味が自分の認識とずいぶん違っていました。その時に思いついたことを書きました。
法の種

煩悩とは何ですか?

煩悩という言葉は、仏教用語の中では、世間一般に広く認知されている言葉ですが、仏教の経典には、煩悩を表す言葉のレパートリーが数多くあります。この記事では、境界線が曖昧ながらも、様々な角度から表現されている煩悩というものに注目しました。
法の種

「ジャータカとは? 」お釈迦さんの前世(?)物語

ジャータカとは、一言でいうと「お釈迦さんの前世ぜんせの物語」です。ただし、前世といってもその言葉の解釈には、注意が必要です。仮に、別の言い方をするならば、「昔話」といっても差し支えないでしょう。日本の...
法の種

ザルの知識、大海の智慧

そもそも、海はすくい取ることのできるものでもないのでしょう。ならばそのザルは邪魔なのかといえば、そうではないのかもしれません。むしろ、ザルがあるからこそ、その小さなザルで、大海のありようを感じられるのかもしれません。
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