苦しみの解決の求め方|禅僧の「中阿含羅摩経」講話メモ②
仏教学
【微妙は仏教の言葉ですか?】これは<みみょう>と読みます。
皆さんは、微妙びみょう(以下、「微妙(びみょう)」)という言葉を聞いて、どのような印象を受けるでしょうか。私は、どちらかといえば、否定的な印象、マイナスの印象を受けます。しかし、仏教では、微妙みみょう...
【塔婆(とうば)とは?】成り立ちから意味を考える
下の写真に写っている塔婆。木でできている、板状になっている、そして、そこには文字が書かれています。例えば、法事やお墓参りなど、仏教の行事に参加する時に、何かと触れる機会があるのではないでしょうか。さて...
禅僧がおすすめするイギリスから日本に逆輸入された仏教書「フィーリングブッダ」
お釈迦さんの教えが初めて他の人に伝わった時、どのような話をしたか、みなさんはご存知でしょうか?その時に話した代表的な教えの中に「四諦したい(四聖諦ししょうたい)」という教えがあります。(仏教エピソード...
心が安定するのが安心(あんじん)
仏教には安心あんじんという言葉がある。誤解のないように繰り返すが、安心と書いて、あんじ・んと読む。(以下、<安心(あんじん)>)一方で、私達が一般的に使うのは、安心(あんしん)と読む。(以下、「安心(...
【中道を考える】道は一直線ではない。
中道とは、仏教の基本となる教えの一つ。簡単にいえば、中道とは二つの極端な道に偏らないことです。(仏教エピソードでも取り上げています)そして、この中道の教えは、良く勘違いされます。「偏らなければいいので...
仏教でよく使われる「法」の意味を考える|「仏教で「法」はよくつかわれますが、どういう意味ですか?」
仏教において「法」という言葉には、実に様々な意味が込められています。ということで、今回は「法」という言葉についてまとめました。
月を指す指|お経や仏教書を読む時に注意している事があれば教えてください。
月をさす指。これは、私がお経や仏教書を読む時に特に注意している所です。
【梵字とは何?】意味や歴史を調べてみました。
私自身、この梵字に対してあまり知識はなかったので、改めて調べてみる事にしました。調べてみるとこれが非常に難しい……。ということで、今記事では、自分の勉学がてら、梵字についてまとめてみました。
【禅の言葉】日日是好日について教えてください。
日日是好日にちにちこれこうにちは、唐代の禅僧、雲門文偃うんもんぶんえん和尚の有名な禅語です。日日是好日の読み方についてインターネット等で調べると「にちにちこれこうじつ」と読まれていることが多いですが、...
【対機説法とは何ですか?】相手に合わせて説き方を変える
対機説法たいきせっぽうとは、お釈迦さんの説法の仕方、その特徴を表した言葉です。お釈迦さんは、その人の機(能力や素質など)に応じて、臨機応変に説法の仕方を変えていました。
【如是我聞とは何ですか?】かのようにわたしはきいた
以前、ご紹介した増谷文雄さんの本。主に、古い経典を現代語訳したものです。「この本の中で少し気になったことがありました」と参禅者の方から質問を頂きました。Q1「(紹介した増谷文雄さんの)本を読んでいると...
【お焼香は何のためにするの?】歴史から考えるお焼香の意味
お香(写真右側)をつまみ、炭の上に落とすと、すぅ~っと煙が立ちのぼります。そうやって香と焚く、お焼香しょうこう。子供の頃、静かに立ち上るその煙の様子を眺めるように観ていた記憶があります。水が流れている...
お袈裟:変化してきた僧侶の服装|「なぜお坊さんは、その恰好をしているのですか?」
元々、私達日本人僧侶が着る大衣と呼ばれる衣は、その昔、中国の役人が着ていた服装です。今でいうスーツみたいなものですね。
【僧侶の服装】「お袈裟の成り立ちについて教えてください」
どうしてお袈裟が僧侶の制服となったのか、その成り立ちに触れる事にしましょう。
禅僧がおすすめする仏教学の本「増谷文雄著作集」お経を学びたいならまずはこれ
私がお経を学びたいと思う人たちにおすすめするのが、増谷文雄さんの本です。私にとって、増谷文雄さんの本は「仏教ってこんなにおもしろいものなのか!」と学生時代に思わせてくれた本です。