スフィンクスは何を見る?:実際に行けば見えてくる新たな一面
法の種
基本:「できる、できない」ではなく「する、しない」、いや、さらに言えば……
「できるか、できないか(I can do it or not)」ではない。 「するか、しないか(I do it or not)」である。 いや、もっといえば「どうするか、しないか(do or not)...
禅僧がおすすめする世界に通用する禅の本「禅マインド ビギナーズ・マインド」
著者とされている鈴木俊隆老師は、1960年代にアメリカに渡った禅僧です。アメリカの禅におけるその基礎を築いたと言われている人です。老師が現地で語った話をまとめたもの、つまり英語で綴られた語録が、逆輸入される形で翻訳され、日本へ渡ってきたのがこの本となります。
時間の過ごし方:人間、今も昔も、変わらないのかも
お釈迦さんにはたくさんの弟子がいます。そしてその弟子たちの言葉も仏典には残っています。 今回の言葉は、サンブータさんの言葉です。 ゆっくりしていてよいときに急ぎ、急がねばならぬときにゆっくりする愚人は...
坐禅中、眠くなった。雑念が出る。どうしたらいい?
坐禅中、眠くなったのですが、どうしたらいいんでしょうか?眠くなるのは、人間、自然な事です。坐禅中、雑念が出てしまうのですが、どうしたらいいでしょうか?何かを思い、感じるというのも、人間、自然な事です。その思いに、雑も何もありません。
修行は特別な事ではない:修行と修業の違い
行いを修めると書いて、修行。 修業ではない。業ではない。 しかし、一般的に「しゅぎょう」と思われているのは、修業の方だ。 修業して、卒業して、特別な資格を得たように思われている。 何か特別な事を成し遂...
【海外にもお寺があると聞いたのですが?】海外にもある曹洞宗のお寺
日本のみならず、海外にもある禅寺。ただし、一口にお寺といっても、その形は様々です。
「神様はいる?いない?」その時私が応えた事
イギリス留学中のある日。友達であるキリスト教徒の学生による勉強会で「神様がいるのか、いないのか」という議論に。「君はどう思う?」と様子を見ていた私にも意見を求められ……。
禅僧がおすすめする仏教学の本「増谷文雄著作集」お経を学びたいならまずはこれ
私がお経を学びたいと思う人たちにおすすめするのが、増谷文雄さんの本です。私にとって、増谷文雄さんの本は「仏教ってこんなにおもしろいものなのか!」と学生時代に思わせてくれた本です。
坐禅だけが坐禅ではない:時はすべて繋がっている
本日の坐禅会の茶話会でも、坐禅の姿勢についての質問を頂きました。 やはり「姿勢をどうしたらいいのか?」という所に結びつく質問は、比較的多く頂きます。 以前にも坐禅の姿勢に関して記事にしましたが、しかし...
【南獄磨甎の話について教えてください】瓦を磨いて鏡と作す:まずは磨いてみましょうか
今回の本題の南獄磨甎。旅は目的につくことだけが旅ではありません。どうか結論だけ求めずに、その過程も楽しんでください。
【修道女(シスター)との会話】私達は同じ山を登っている
イギリス留学中、修道女の方とお話しした時「仏教とキリスト教って共通する所がたくさんあるね」といろんな話で盛り上がりました。その中で特に印象に残ってる話は、その事を山に喩えて話し合ったことです。
禅僧がおすすめする仏教の専門辞書「岩波 仏教辞典」
仏教の勉学には欠かせない、仏教専門辞書。
問いを深める。それ即ち、山を登りはじめることである。
深きことは、高きこと。
禅僧がおすすめする日常から仏教が垣間見える本「ブッタとシッタカブッタ」
「何か、おすすめの本はありませんか?」と尋ねられる時、「できれば、簡単な……」或いは「できれば読みやすいもので……」などと、学術書とは違い、入りやすいものを紹介してほしいという事はよくあります。そんな時におすすめしてる本がこれです。
坐禅中になる木版と鐘はどうして鳴らすの?
坐禅中になる木版や鐘。 荒村寺の坐禅会では坐禅開始前に木版を鳴らし、また坐禅開始直前に鐘を鳴らします。 以前、木版の合図と鐘の合図を両方とも坐禅開始の合図として受け取られている事があったので、坐禅中に...