仏教と心の分野

計る病|考えることでも悩みが生まれる。それは「計る」が原因かも?
「出典:雑阿含経巻第8-227」雑阿含経の中にある「計る」についての話。「考える」と一言で言っても、その考え方には色々なものがあります。その中で、お釈迦さんは、計るは病と説いています。考えることについて、あまり考えすぎないように、真剣に考えてみましょう。

※この記事は、上記の仏教トークのあとがきとして書きました。

私達の頭、いや心といえばいいのでしょうか。内面で日々色々な事を考えて生きています。一言で考えるといっても、この内面の働きは分けようと思えば、様々な種類の考え方があります。

例えば、「おもう」という言葉を検索してみてください。きっと漢字では様々な書き方があります。(例、思う。思う。憶う。念う。)

「かんがえる」はどうでしょうか。「考える」の他にも「勘える」という漢字が出てきます。

こうして漢字がわざわざ違うということは、そこには微妙な違いがあることを、私達人間は、どこか感じているからではないでしょうか。

もちろん、今回の話題となっている「はかる」にも色々あります。

計る、量る、図る、謀る。

漢字でも様々なバリエーションがありますが、おもう・かんがえる・はかるのように、心の働きは多種多様です。

仏教は、このような心の働きに注目して説かれている教えでもあります。西洋では心理学と呼ばれる分野でしょうか。

例えばこんな話もあります。

心を学ぶという側面から仏教を学び始めてもおもしろいのではないでしょうか。


仏教エピソード③「お釈迦さんの青年時代」
「仏教ってどんな教えなの?」その答えは「お釈迦さんはなぜ出家したのか」を考えれば自然と見えてきます。
心が安定するのが安心(あんじん)
仏教には安心あんじんという言葉がある。誤解のないように繰り返すが、安心と書いて、あんじ・んと読む。(以下、<安心(あんじん)>)一方で、私達が一般的に使うのは、安心(あんしん)と読む。(以下、「安心(...

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