4月12日には臨時坐禅会と法話を行いました。
今回の法話は「中道」でした。
中道・縁起・四諦は、仏教を理解する上で最も基本となる教えとホームページ上でも紹介しています。
私自身、違う内容の話をしていても、いつも仏教の教えというものは、すべて同じ話をしているように感じます。
一つの話が、全部の話に通じていて、全部の話は、一つ一つの話に深くかかわっている。
私の場合、この中道・縁起・四諦は、私にとって、その糸口になっています。
現在、写経会では、アーガマ(阿含)経という古いお経を読んでいます。読んでいると言っても読経しているわけではなく、どちらかといえば、解説しています。
お釈迦さんの生涯が浮き彫りになるように、順番を意識して、解説するお経をチョイスしています。
今読んでいる部分も、お釈迦さんの生まれ~菩提樹の下で悟りを開いたとされる時まで読み終わった所です。
そのまま続きを解説しようと考えていたのですが、ちょうど「中道」の法話のリクエストがありました。
そして、この中道の教えは、お釈迦さんの生まれ~菩提樹の下で悟りを開いたとされる時のお釈迦さんの実体験をもとに説かれた教えだと、私は感じています。
ちょうど良いタイミングだったのもあり、そこで、今回4月19日の写経会では、「中道」の法話をさせていただきました。
私自身、これらの経緯から、お経の内容と仏教教学がうまいことリンクしていることを改めて感じて、ひそかに喜んでいます。
仏教教学というのは、大学などで習った、仏教の教えを理解しやすいように、理論立てて体系化された学問として仏教知識ですね。
以後も、ちょうど良いタイミングだと思った時に、過去の法話(仏教学)など、お話していきたいと思います。

日曜写経会
月に一度、日曜日に開催しています。写経道具は当方でご用意しております。また様々なお経や写仏もあります。
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